望んでいた妊娠。でも、その先に待ち構える出産が怖い方は多いですよね…私も同じ思いを感じていました。最近では無痛分娩や和痛分娩を行なっている産院も多くなっています。そして、最近増えてきているのが「ソフロロジー式分娩法」。私は息子の出産をこのソフロロジー式で行いました。今回はその様子とメリットデメリットをご紹介します。
ソフロロジー式分娩法
ソフロロジー式分娩法とは
ソフロロジー式分娩法はリラックスをした状態での出産を目的にした出産方法です。妊娠中に豊かな母性を育み、リラックスした感覚を体で覚えながら出産に対してより前向きに積極的になることで不安を取りはらいます。陣痛の痛みも赤ちゃんに会うためのエネルギーなのだとポジティブに受け止めながら、精神的にリラックスした状態の中で分娩に臨みます。
引用元:みやじまクリニック
この分娩法の特徴は、妊娠期間中からソフロロジー式の音楽を聴き、イメージトレーニングをしたり呼吸法の練習を行います。出産に対して前向きに考えることができ、不安や恐怖心を減らせると言われています。
メリット・デメリット
体験談
本当に痛くないのか
結論から言うとめちゃめちゃ痛いし陣痛が来るたびに叫んでいましたが、いざ出産する際は一言も発さずいきみに集中していたのでとても静かな出産になりました。その時の私は赤ちゃんに会える嬉しさ50%、長くて辛い妊婦生活と陣痛が終わる嬉しさ50%でした。陣痛って本当に経験したことのない痛さで、でもどうしようもできなくて…ここまできたし早く産んでしまいたいという気持ちでした。
イメトレと練習法
私が出産した産院ではソフロロジー式分娩を推奨しており、とても力を入れていました。妊娠中期にCDを貸り、出産のイメージトレーニングを行いました。静かでリラックスするような音楽と陣痛・出産時のアドバイス音声が入った音楽が入っており、その通りに頭の中を整理してリラックスしながらイメージトレーニングを行います。陣痛・出産時も同じ音楽が流れていたので、今聞くと痛みが蘇ります。事前に出産のイメージができたのは良かったと思います!
またソフロロジー式呼吸法も妊娠中期から学び実践しました。鼻からゆっくりと息を吸って、口から細く長ーーく吐き出します!この呼吸法は陣痛が始まってからすぐに行って、胎盤が出てくるまで続けました。呼吸法を意識的に行うことで、陣痛が激しくなっても慌てずに陣痛に耐えることができ、出産時もいきむのに集中できました!
私の体験談として、期待していたほどではないけれど実践してよかったかな?と言う感じです。結局陣痛はありえないほど激しく痛むし、次の陣痛が怖かったです。ただ、出産の時は落ち着いて呼吸法を実践することができたので静かにリラックスしていきむことができました。もしまた出産の機会があればソフロロジーをするかと言われれば無痛分娩一択です。
私にはそこまで効果はなかったかもしれませんがやはり個人差があるので、試す価値は十分にあると思います。
練習方法
最後にソフロロジー式の練習方法をまとめます!
①イメージトレーニング
いつでもリラックスした状態でいられるよう、気持ちのコントロールができるようにします。
あぐらをかいて目を瞑り、YouTubeやCDでソフロロジーの音楽を流して楽しかったことや赤ちゃんのことをゆっくりと思い浮かべます。出産に向けていつでもリラックスした状態になれるように気持ちをコントロールすると、出産をポジティブに考えられるようになります。
②呼吸法
腹式呼吸が基本となります。
2−3秒かけて鼻から息を吸い、8秒ほどかけて細く長く口から息を吐きます。
できるだけ細く、ながーくがポイントです!
意識的にこの呼吸を行うことで、陣痛の痛みも多少和らぎ、余計な力が入りにくくなります。
③エクササイズ
ヨガを取り入れたエクササイズを行います。マタニティヨガ等、YouTubeにあるものでOKです。
体や心の不調を取り除き、出産に向けた体づくりを行うことと
自分の体の緊張とリラックス状態を覚えます。
これをすることで自分のリラックス状態がどこにあるのかがわかり、出産に臨むことができます。
まとめ
今回はソフロロジー式分娩法についてまとめてみました。個人差が大きいので一概には良いと言い難いのですが、呼吸法だけでも練習しておくことで慌てず出産に臨むことができると思います。出産を控えているママさんのお役に立てたら嬉しいです!
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