前回の記事では、赤ちゃんの睡眠の土台をつくるための方法を紹介しました。
↓ネントレをする上でとても大切なので、まだの方はこちらからどうぞ。
そして今回は、昼寝をしない時や夜泣きをする子への対策方法を紹介します。
朝寝・昼寝しない
寝かしつけてもお昼寝せず、眠くなると大泣きして余計お昼寝をしない…
ずっと抱っこで肩腰がつらい…とお昼寝問題に悩む方も多いはず。
活動限界時間を超えないこと
特に朝寝は活動限界時間にこだわります。
眠そうでなくても寝かしつけを行い、夜と同じようにねんねルーティンを作ってもOK。
授乳→絵本→お昼寝という風にルーティン化すると寝るまでのリズムが整います。
生後3ヶ月以降は昼夜の区別がつくので、真っ暗な部屋でのお昼寝も良いです。
暗く静かな場所だと赤ちゃんも寝やすいです。
また、寝る直前までスマホやテレビの見せていると興奮して眠れなくなってしまいます。
抱っこして寝かしつけを行なっている場合、
できるだけ暗い部屋で刺激を少なく、つまらない環境づくりを行うことで
赤ちゃんが暇になり眠りにつくことができます。
〜生後3ヶ月まで
お昼寝回数は何回でもOK。お昼寝時間は30分〜2時間ほど。
生後1ヶ月の赤ちゃんは4時間ほど寝る子もいます。
ねんねルーティンを意識することで、生活リズムが徐々に整ってきます。
活動限界時間を超えないようにたくさんお昼寝させます。
生後4−6ヶ月
朝寝、昼寝、夕寝、それぞれ1−2回。お昼寝時間は30分〜2時間ほど。
夜の睡眠が少しずつ安定してきます。
季節の変わり目の服装や部屋の温度変化に注意!
生後7−9ヶ月
朝寝、昼寝、それぞれ1−2回。夕寝は0−1回。
8ヶ月の半ばから夕寝をしない日も出てきます。
お昼寝時間は1−3時間ほど。
ずり這いやお座りなど活動量も増えるので、
限界活動時間と共に様子を見ながらお昼寝させましょう。
生後10ヶ月〜1歳
朝寝、昼寝1回ずつ、お昼寝時間は1−2時間ほど。
朝寝を長くしてしまうとお昼寝の時間がずれ込んで生活リズムが崩れる原因に。
寝過ぎている時は途中で起こすのも対策の一つです。
朝寝・お昼寝で大切なことは、活動限界時間(特に朝寝の時間)を守ること。
赤ちゃんは頑張って動いたり様々なものを見て成長しているので、
ご機嫌に遊んでいても意外と眠くなっています。
前記事で紹介した活動限界時間の範囲を超えないように寝かしつけしてみてください。
夜泣きがつらい
早寝早起きを心がけたり、日中たくさん遊ばせて疲れているはずなのに夜中に何度も起きて泣く。2.3時間ごとに起きて、ママやパパもまとまった睡眠時間が取れない…という方は多いはず。まさに私もその1人でした。
睡眠の土台が整っていない
まずは活動限界時間、睡眠環境、ねんねルーティンが整っているかを確認。
例えば寝かしつけ後すぐに起きてしまう子は、就寝時間前の活動限界時間が守れているかをチェックしてみてください。お風呂や授乳も含めた時間が活動限界時間を超えていないか?疲れ過ぎて夜泣きの原因になっていることがあります。仕事の関係でどうしても活動限界時間を超えてしまう…という方は数十分だけ夕寝の時間を設けるのも効果的です!
〜生後6ヶ月まで
月齢が低い時に夜泣きする原因の1番の原因は空腹。
特に離乳食が始まっていない時期は、ミルクや母乳の消化が早くすぐにお腹が空いてしまいます。空腹は仕方のないことなので、授乳して様子を見ましょう。離乳食が進むと段々と生活リズムが整い、また成長に伴い昼夜の区別もついてきます。月齢が低い時から睡眠の土台を整えると、後々の赤ちゃんのねんねもとても上手になってきます。
次に服装や温度など、睡眠環境の確認と光が入っていないかを確認します。
それでも頻繁に夜泣きをする場合は、お昼寝が足りていない可能性があるので、活動限界時間(前記事参照)を目安に寝かしつけをしてみてください。
生後7ヶ月〜
夜に目覚めた時、寝かしつけの際と状況が変わっていることが1番の原因。
例えば添い乳や抱っこで寝かせている場合、赤ちゃんが目覚めた時に不安になり夜泣きに繋がります。
※私は実際に添い乳を改善して夜泣きがなくなりました。
寝かしつけは目が開いている状態で布団やベッドに寝かせ、見守ってみてください。
夜に目が覚めてしまった場合も同じです。
赤ちゃんが夜泣きした時、
▶︎泣かせたまま様子を見る
始めの数分は泣いても放っておきます。安全面には十分に考慮してください。
▶︎まずは声かけ
ママパパが近くにいることを教えます。赤ちゃんが楽しくならないように、静かで淡々とした声で。
また、スースーと寝息のような音を聴かせると安心できる子もいます。
▶︎ダメならお尻やお腹をトントン
優しくゆっくりとあやします。
トントンが嫌いな子は無理にやらなくても大丈夫です。
▶︎それでもダメなら抱っこする
楽しくならないように、寝室で暗いままで。
ゆっくりと揺れたり歩いたりします。
▶︎最終手段は授乳
どうしても泣き止まない時は授乳をします。ただ、授乳したまま寝かしつけはNGです!添い乳もそのまま寝落ちしてしまうのでできるだけやめるのがbestです。
ある程度落ち着いたら、完全に寝る前にベッドに寝かせます。
泣いたらまた様子見から始めます。
中々1回では難しく、繰り返すうちに1人で寝られるようになってきます。
夜の睡眠では、寝始めた時と同じ環境を一晩中保つことが大切です。
添い乳や抱っこのまま寝ると、赤ちゃんが起きたとき不安に感じてしまうので
1人で寝られるようにトレーニングを行いましょう。
参考書籍
マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方
著者:愛波文(あいばあや)
国際認定資格を持つ、日本人初の乳幼児睡眠コンサルタントをされています。
寝かしつけ本を計2冊出版されています。
まとめ
▶︎朝寝や昼寝は限界活動時間を超えないことが大切。
特に朝寝を時間通りに行えると、1日の生活リズムが整います。
▶︎夜泣きは一晩中環境を変えないことが大切。
抱っこや添い乳で寝かしつけをしているなら、
目が開いた状態のままベッドに寝かせるところから始めてみてください。
ネントレは赤ちゃんが元気に育っているときに行うだけでなく、ママやパパも気持ちに余裕がある時に実践しましょう!赤ちゃんが泣いている時は、可哀想でモヤモヤした気持ちになりますが、ネントレをすると決めたら継続して行うことが大切です。赤ちゃんを寂しくさせないように、日中はたくさん触れ合って遊んであげてください。
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