妊娠中から我慢していたお酒。授乳中も我慢しているママが多いですよね。
いつからお酒を飲めるの?また飲みたい!と思ったとき、いつから飲んでもよいのでしょうか?
産後における母乳育児(完母)と完全ミルク育児(完ミ)、それぞれでの安全な飲酒方法について詳しく解説します。
授乳中の飲酒はOK!タイミングと注意点
お酒を飲むとアルコールが母乳に移行してしまうので、授乳中の飲酒は控えましょう。ネットで調べるとどの記事にもそう書かれていますよね。実は、飲むタイミングと授乳間隔を考えれば飲んでも大丈夫!
授乳中の飲酒タイミング
▶︎お酒を飲むタイミングは授乳直後
▶︎お酒を飲んで2時間は授乳を避ける
▶︎アルコールが体から抜けるまで授乳間隔をあける
アルコールは摂取すると急速に母乳へ移行し、30分〜1時間半後に母乳中濃度のピークが訪れます。その後少しずつ分解されて体内から抜けていきます。
授乳後すぐにお酒を飲むことで、次の授乳までにアルコールを体内から抜くことが大切です。
私自身も完母で息子を育てていましたが、授乳期間中もお酒を飲んでいました。飲みはじめた時期は、夜間授乳の時間が空くようになってから。授乳時間もだいぶ開いていたので、量に気を付けながらお酒を飲み始めました。
飲酒の適量
厚生労働省が定める適度な飲酒の定義は、1日平均純アルコール20g程度(ビールは中瓶1本、缶チューハイは1本程度)とされています。これくらいの量だと、アルコールの分解までに2−3時間要します。
少量のお酒で酔ってしまう、すぐに顔が赤くなる、すぐに眠くなるというような方は、アルコールの代謝能力が低い可能性があります。当てはまる方は、上記よりも少ない量を飲むようにしましょう。

注意点と工夫
いざお酒を楽しみたいと思っていても、赤ちゃんが泣き止まずに授乳をしたくなる時もあると思います。
さらに、お酒を飲みすぎて爆睡し、泣いている赤ちゃんに気付かない…なんてことがないように気を付けましょう!
完ミの場合は?
完ミであれば、飲酒に制限はありません!
飲酒ができないストレスから、育児が嫌になってしまったら元も子もないですよね。それなら完ミに移行するのも良いと思います。注意点としては、赤ちゃんが夜間に起きることもあるので、飲み過ぎには注意をして、お酒は赤ちゃんの手の届かないところに置いておきましょう。
お酒が赤ちゃんに与える影響
大量のアルコール摂取は、母乳を介して赤ちゃんに影響を与える可能性があります。
赤ちゃんの肝臓は未成熟でアルコールをうまく分解できないため、過剰摂取は避けましょう!
大量のアルコール摂取後の母乳から、赤ちゃんが急性アルコール中毒にもなりかねないので大量摂取は絶対にやめましょう!
さらに、母体にも変化が起こります。
飲酒によって母乳を作るホルモンの働きが抑えられ、母乳の分泌量が減ってしまうこともあります。
まとめ
授乳期間中の飲酒を安全に楽しむためには、タイミングと適量を守ることが大切です。母乳・ミルク混合にしたり、完ミに切り替えるのも一つの選択肢です。無理せず、リラックスして育児を楽しんでください。
タイミングと授乳間隔を考える
▶︎お酒を飲むタイミングは授乳直後
▶︎お酒を飲んで2時間は授乳を避け、アルコールが体から抜けるまで授乳間隔をあける
飲む量を考える
▶︎濃度の薄いお酒をグラス1杯程度に抑え、飲み足りないならノンアルで
完ミにする
▶︎飲みたくて飲みたくて仕方がないなら、完ミもあり。絶対母乳育児がしたいなら我慢も大切です!(授乳期間って意外とあっという間…)
妊娠中もお酒を我慢したのにまだ飲めない…!と悩んでいるママさん、少しでもお役に立てたら嬉しいです。大切な子どものために少しの我慢は必要ですが、無理せず気楽に頑張りましょう!
コメント